はるさんの映画レビュー・感想・評価

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Supercell(原題)(2023年製作の映画)

3.6

すごく身体の大きな高校生ウィルの自分探しの物語でした。
竜巻に遭遇した時の避難方法が驚きなんです。あれ、正解なんだろうか?


主人公のウィルは子供の頃に
ストームチェイサーの父親を竜巻事故で亡くして
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.2

ハーバード卒の軟弱な若手弁護士(トム・クルーズ)が権力に挑む軍法会議サスペンス。
権力側にはジャック・ニコルソン。いかにも権力を振り回しそうです。

パワハラ行為はもちろん許されないんだけど、企業のト
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ルージュ(1987年製作の映画)

3.4

ジャッキー・チェン製作のロマンチックファンタジー
心中したはずなのにあの世に彼がいない
身分違いの恋で心中した遊郭の芸妓が幽霊になって現世に現れて心中相手を捜す切ない物語でした。
ジャッキー・チェンが
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

ゲーマーが本物のカーレーサーになったというニュースは聞いたことがありましたが、実績までは知らなかったので半信半疑で鑑賞しました。
後で調べたら、レースの成績は本当みたいですね。これは映画化されるのも納
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60歳のラブレター(2009年製作の映画)

3.3

3つのラブストーリーが別々の物語で進行しつつ、少しずつ関連していくオムニバス形式です。
ちょっと出来過ぎ感があり、不自然な事も多々ありましたが、実話を元にしているみたい。三井住友銀行の応募企画に寄せら
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ナチュラル(1984年製作の映画)

3.5

不幸な事件に遭ったためにプロ入りできずにいた天才的な野球選手ロイ(ロバート・レッドフォード)のサクセスストーリー
タイトルの『The Natural』には「天性の才能の持ち主」という意味があるそうです
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

凄まじい映像と音で涙がこみ上げてきました。涙の理由は自分でもよく分かりません。
原爆がこの世に生まれてしまった恐ろしさとか、それを称賛する人々とか、大好きなマット・デイモンの口から、日本に落とす原爆は
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弾丸を噛め(1975年製作の映画)

3.3

2,000ドルの賞金をかけた過酷な西部横断レース。西部劇なので乗り物は馬です。一番しんどくてかわいそうなのは馬なんだけど、馬を愛する登場人物がいるおかげで少しは許容出来た気がします。

過酷なレースと
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

シリーズで1番好きなのに劇場鑑賞時にレビューしておりませんでした
王騎が活躍する回とあって大沢たかおのストイックな役作りも当時は話題になっていました。
全部見たわけじゃないけど、アニメ版もこの辺りが1
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

この事故のニュースは今でも覚えています。ハリウッドが映画化するという話も事故後、わりと早くに出ていましたよね。

機長の冷静な判断と、救助に駆けつけた人々の迅速な行動により、ひとりも死者を出しませんで
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『ファーザー』に続き、こちらもかなり動揺させられました。
うちの子も不登校だったから展開が読めすぎてドキドキしました。

父親に相談したり、どうしようもない感情を伝えたりと、思春期の割にメッセージは発
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.0

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のフィリップ・K・ディックの短編小説をスピルバーグが映画化
言われてみれば未来の世界観が『ブレードランナー』に似ている。
ストーリーがちょっと複雑なので以前見た時
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.5

シリーズ7作目
軽度の知的障害を持つマドンナ役に榊原るみ。当時の障害を持つ人がどういう扱いを受けていたかを思い出してハラハラしましたが、寅さんも他のみんなも思いやりがあってよかった。
寅さんの生みの親
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

すみません、レビュー書き直しました。
今回は、今月末に78年という歴史に幕を下ろす昭和レトロな中洲大洋映画劇場のさよなら興行にて。

映画が娯楽の中心だった古き良き時代、トトや街の人々が集まる賑やかな
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ロビンとマリアン(1976年製作の映画)

3.2

晩年のロビン・フッドのラブロマンスには1ミリも興味ないんだけど、ショーン・コネリーとオードリー・ヘップバーンの共演なので一応観ておきました。

ケヴィン・コスナー主演の『ロビン・フッド』では、ショーン
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ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

3.9

難攻不落のナバロンの要塞に忍び込み、ドイツ軍の大砲を爆破するというミッションに選ばれたのはグレゴリー・ペックら6人の精鋭。
アリステア・マクリーンの同名小説を原作とする戦争映画です。

冒頭でミッショ
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こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語(2022年製作の映画)

3.8

またひとつダニエル・ラドクリフの面白いやつを見つけました✌️ パロディ音楽の第一人者アル・ヤンコビックの物語。
この人物の事は知らなかったけど、なにせパロってるのがMTV時代の超有名曲だから、当時を知
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

赤ん坊を誘拐した野々宮希和子の母性に圧倒されました。

恵理菜が誘拐されずに両親の元で育ったとしても、幸せになれたかどうか疑問が残ります。
あの産みの母が土壇場で「この子はまだご飯を食べていないんです
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八つ墓村(1996年製作の映画)

3.5

スケキヨがいないと思ったら、そっちは『犬神家の一族』だった💦
見ているうちにだんだん思い出したけど、このシリーズって映画もドラマもいっぱいあるし、金田一耕助を゙演じた役者も大勢いて記憶がごちゃごちゃに
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

敵同士でありながらもどこか似ている斎藤大佐とニコルソン大佐。
だんだん友情のようなものが見えてきて、敵軍と捕虜という関係を忘れてしまいそうになりました。連合軍の兵士たちに誇りを取り戻させ、西欧の技術を
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波紋(2023年製作の映画)

3.4

新興宗教にのめり込む経緯はお気の毒ではあるけど、そこまで我慢する必要なくない?
それ以前からちょっとおかしな所があったし、家族も家族だ。
『カモメ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』は好きだけどこれは
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.5

シリーズ9作目、マドンナは吉永小百合

旅先の金沢で出会った三人娘と行動を共にしていました。「バター」がウケて嬉しそうな寅さんがかわいいかった。
大笑いのツボがちょっとよくわからなかったけど、「箸が転
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.5

みんな若い!
この頃の大学生のノリも知ってるし、スポ根ものは嫌いじゃないので一定の満足感はありました。
モッくんは日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞をとっていますが、私としては正子(マサオ)を演じた梅
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

4.0

脱北した天才数学者と名門校に通う高校生の交流を描いたヒューマンドラマでした。
韓国の厳しい受験戦争をのぞかせつつも、特別な絆を深めるふたりには晴れ晴れとした気持ちにさせられました。

上位1%が集まる
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撮影/鏑木真一(2024年製作の映画)

3.8

人気俳優陣とWOWOWがタッグを組むショート・フィルムプロジェクト、シリーズ4回目の#2
監督は仲里依紗、主演ロバート秋山

これは面白かった。秋山竜次は週刊誌のカメラマン役。ほとんど喋らない20分ほ
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ハルモニア(2024年製作の映画)

3.0

人気俳優陣とWOWOWがタッグを組むショート・フィルムプロジェクト、シリーズ4回目の#1
監督は千葉雄大。

仲良さそうな4人でしたが、大事なことは隠してる。どんな関係なんだろう?ショートなのでそこま
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.3

デ・ニーロの狂気がすごいと評判の作品、初めて見ました。

この人いつキレるんだろう?とドキドキしつつも中々キレない。それどころかちゃんと我慢が出来るまともな人だったのが意外でした。
あのデートから状況
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ファイナル・インパクト(2022年製作の映画)

3.8

『ディープインパクト』のパクりかとナメてかかっていましたが、かなり手に汗握り心拍数上がる、ロシア産SFパニックサスペンスでした。

流星群の天体ショーを楽しみに待つウラジオストクの人々。でも流星群の幅
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.7

はじめてのモンゴル作品。
草原や遊牧民のイメージとはかけ離れた都心部の暮らしぶりや、現地のアダルトショップの接客が新鮮でした。

首都ウランバートルに住むサロールは原子力工学科に通う地味めの女子大学生
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

最初の37分を我慢してちゃんと見れた人の勝ち。
もうこれしか言えないよね。絶対にネタバレなしで見るべき作品。久しぶりに見たけどやっぱり楽しかったです。
なぜか私まで達成感を味わえてしまうという、満足度
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.5

19世紀後半、ニューヨークの社交界を舞台に繰り広げられるラブ・ストーリー。
といっても主人公のニューランドには婚約者がいるし、お相手の女性エレンは既婚者。これのどこが「汚れなき情事」?という疑問を持っ
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

認知症の高齢者とその家族を救ったと主張する斯波(松山ケンイチ)と、安全地帯から検事の立場で意見をいう大友(長澤まさみ)のふたりのやり取りはものすごい緊張感がありました。

実際に、斯波には助けられたと
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

悪魔祓いとかは全く興味ないんだけど、肉体派ラッセルクロウが神父という設定が面白そうで、配信を待っていました。

大きな身体でスクーターに乗ってる姿が可愛くてしょうがない。
お姉ちゃんの四足歩行も、昔見
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

アカデミー脚色賞おめでとうございます👏👏👏

迎合した作品を書いてみたら、思いがけずベストセラーになり映画化される事に。戸惑う作家のコメディでした。
ジャケ写のデザインもテーマを上手く表していますね。
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

もう一度見たいと思っていました。
アメリカがソ連に核攻撃を仕掛けるという、スタンリー・キューブリック監督のとんでもないブラックコメディです。
「このような事は絶対に起こらないと合衆国空軍は保証する」と
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

エマ・ストーンの幼児っぷりがうまい!あのよちよち歩きには感心しました。好奇心だけで行動するベラにもう釘付けでした。そういえば子どもって残虐な一面も持ってるもんね。
身体は大人の女だから精神が成長する前
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