はるさんの映画レビュー・感想・評価

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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.8

びっくりしたー👀
あらすじを読んだだけでは絶対に予想出来ない展開で面白かった!
あとあと思い出すと、伏線がいっぱいありましたね。
精神疾患を使うと何でもアリになっちゃって、いつもなら「ずるいな」って思
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.9

「生きるのと延命は違う」
文化の違いもあるかもだけど、重々しさがなかったから安楽死について冷静に考えられる作品でした。

みんなが納得出来るなら、色んな見送り方があっていい。
でも、反対してる人もいた
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アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との戦いの中で~(2024年製作の映画)

5.0

『タイタニック』の主題歌で知られる世界的歌姫セリーヌ・ディオンの闘病ドキュメンタリーです
パリオリンピックの開会式でステージ復帰の可能性があると聞き、彼女の病状が気になっていました。

【スティッフパ
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モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)

4.8

ロバート・レッドフォードには大自然が似合う!
長尺ですが、これはコーヒーを飲みながらじっくり向き合いたいって感じる作品でした。
当時12歳のスカーレット・ヨハンソンも大物女優の素質十分でした。

心を
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

是枝監督の作品は、すぐに2回目を観たくなるパターンが多くて、これもそうでした。

1回目は学校側の対応が誇張されすぎている気がしたし、母親の言動も不快で、最後の30分くらいでやっと感動が押し寄せたんだ
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私たちの声(2022年製作の映画)

3.7

各国の映画界で活躍する女性監督と女優による、7本の短編オムニバス

好きな順に3つ

①「私の一週間」日本
監督∶呉美浦、女優∶杏
シングルマザーの目まぐるしい一週間でしたが、杏ちゃん自身の私生活と重
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

名前しか知らなかったから、ハッピーエンドだとばかり、、、
最後の注射針のシーンを見ても信じたくなかった😢
イーサン・ホークの表情の奥に、ずっと少年の面影が感じられたから、よけい同情を誘われました。

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.5

ラップバトルに夢中な青年アントワーヌ。
寿司屋のアルバイトの配達先でオペラ教師に才能を見出されます。
ラップ仲間には内緒でオペラレッスンを受けることになりますが、、、


ラップはお金がなくて楽器が買
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ララミーから来た男(1955年製作の映画)

3.5

女性店主が注文した品物をララミーから届けに来た男、ロックハート(ジェームズ・スチュワート)。
地元の牧場主のバカ息子に因縁をつけられ町がざわつき始めます。
この男、なぜララミーに帰らないのか?何か他に
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ガンズ&バレッツ CODE:White(2022年製作の映画)

3.5

刑事、殺し屋、いろんな人物の視点が描かれていて主人公が分かりづらい。
誰に主眼を置けばいいのか戸惑って、最初は話が入ってこなかった。
でも後でその意味が分かってからが意外と面白かったです。
ブルース・
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

4.5

女性初の欧州議会議長に選出されたフランスの政治家、シモーヌ・ヴェイユの生涯
冒頭で「ヴェイユ法」(人工妊娠中絶の合法化)の人だと知り、俄然興味が湧きました。

以前観た『あのこと』という作品では、フラ
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.4

悪魔祓いは興味ないけど、一応キアヌだから観ておくことにしました。
(ラッセル・クロウの時と同じ理由😅)

宗教色が濃くて途中から話についていけなくなったんだけど、肺がんで余命わずかのキアヌの結末が気に
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エッフェル塔~創造者の愛~(2021年製作の映画)

3.4

「エッフェル塔建設の陰でこんな愛の物語があったらロマンティックじゃない?」って事かしら?
事実をもとに自由に作った物語だそうです。
愛の国フランスっぽい企画ですね😄

実話ものが好きな私としては微妙な
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.2

パリの下院図書館に保管されているジャンヌダルク裁判の尋問調書をもとに脚本が書かれたようです。
100年近く昔のサイレント映画ではありますが、登場人物の感情が表情で容易に読み取れる、ものすごくインパクト
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.3

主演がミラ・ジョヴォヴィッチということでキレッキレのアクションを期待したけど、そんなエンタメ的な作品ではありませんでした。
『バイオハザード』より前の作品でした。

前半は、ジャンヌが神のお告げを聞い
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消えゆく彼女の肖像(2022年製作の映画)

3.6

現実に嫌気がさして美術館に逃避するおばあちゃんでした。
芸術に触れた時の感情表現が面白いです。コメディっぽい雰囲気があるけど、周りの目を気にせず恍惚な状態に浸れるってちょっとうらやましいです。

意味
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.8

シェフの言うことが聞けない短気な料理人カティ・マリー。
有名レストランをクビになり、次に就いたのは移民の少年たちが暮らす施設の料理人でした。
ここでも常にイライラしているカティでしたが、彼らが置かれて
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山の郵便配達(1999年製作の映画)

4.2

1980年代はじめ、中国湖南省西部の山岳地帯 
美しい大自然を背景に、郵便配達の仕事を引退することになった父とそれを引き継ぐ息子の、情緒が満ち溢れる物語でした。

重い荷物を背負い、往復223キロを3
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.9

イスラム教の過激な解釈に取り憑かれた少年アメッド。彼の心の変化に気づき、思想を正そうとする教師を敵とみなし、殺害計画を立てます。

これは信仰ではなく洗脳では?影響を受けやすい10代のアメッドは間違っ
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.6

外務省のHPによると、昨年度メキシコ国内の誘拐被害届出件数は456件
これはあくまで届け出があった件数で、被害全体の10%程度だそう。
犯人からの報復への恐れ等により、被害者が届出を出さない事が多いそ
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.2

声優陣は豪華だけど、完全に子供向けな作品でした。
動物たちはかわいいし、きっと素直な子どもなら楽しめるんだろうね。
子どもの頃に読んだ童話はもっとワクワクした気がするけど、内容はほとんど覚えていません
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

これは過去にも何回か観てるんだけど、黒澤作品の中でもかなり好き。
オープニングの太鼓の音と斜めに表示されるクレジットタイトルが躍動感たっぷりで、そこからワクワクする。

君主のためじゃなく百姓たちのた
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく迫力ある演技に圧倒される。特に妻・浅茅の山田五十鈴の形相がすごい。
元はと言えばこの妻がたぶらかしたようなもの。

主君に忠実な侍だったはずの
鷲津武時は子どもの頃からの弓矢の友さえ信じられ
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.9

歌あり、笑いありの楽しい西部劇。
ジョン・ウェインのカッコよさはもちろんだけど、アル中に苦しむデュード、怒りっぽいけど憎めないスタンピー、若いのにいつも冷静で頼もしい二丁拳銃のコロラド、この3人の個性
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.0

ロキタにとってトリの存在そのものが精神安定剤のようでした。
トリがロキタを呼ぶ声がまだ耳に残っていてツライです。

生まれや人種によって不便な生活を強いられるような事はなくしていかなければならない、と
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

4.0

19歳の独裁者・戦場の虐殺をなぜ誰も止めなかった?
ドキュメンタリー番組『ダークサイドミステリー』でこの作品の映像が使われていたので続けて鑑賞しました。

よくもまぁ次々に口からでまかせが出てくるもん
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真実(2019年製作の映画)

3.6

まるでカトリーヌ・ドヌーヴの私生活をそのまま描いているかのよう。
監督お得意の家族がテーマですが、母と娘の関係が修復されていく前向きで清々しい雰囲気でした。

是枝監督がこのキャスティングで撮った事が
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.8

青年たちがフェンスを乗り越えるオープニングがスピルバーグっぽいです。
でもこのフェンスを乗り越えたのはパレスチナのテロリスト組織「黒い九月」のメンバー。イスラエルのオリンピック選手団11人を殺害するミ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

『あなたを抱きしめる日まで』に雰囲気が似ていて、けっこう前のめりに見ていたんだけど、終わり方がキレイすぎたという印象。

おばあちゃんはなぜあんなに金持ちになったんでしょうか? 晩年は女性運動の活動家
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がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

3.4

松山の女子高生が女子のボート部を立ち上げ奮闘する青春映画です。
田中麗奈がめちゃめちゃ若い!そして、女の子たちのブルマー姿にもびっくりです。
当時は当たり前の体操服だったけど、あれで部活動してたのかと
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パリは霧にぬれて(1971年製作の映画)

3.8

オープニングの雰囲気で「眠くなるやつかな?」って感じたけど、無用な心配でした。
やんちゃな男の子が危なっかしくて目が離せなかった。
物忘れがひどい母親も気になるし。

苦しみの中で健気に立ち居振る舞う
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夜の訪問者(1970年製作の映画)

3.2

貸し船屋ジョー・マーティン(チャールズ・ブロンソン)が昔の仲間に妻と娘を人質にとられ、麻薬の運び屋を強要されます。

カーアクションはハラハラしましたが、全体的にこじんまりとした印象のフレンチノワール
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ティーンエイジ・パパラッチ(2010年製作の映画)

3.2

エイドリアン・グレニアーが13歳のパパラッチ、オースティンに密着したドキュメンタリー。

親も公認のパパラッチになったきっかけや、1枚いくらで売れるかなど、子供らしく素直に語っていました。
時代的にパ
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.8

レースの縁飾りを編んだり細かい刺繍をするのが大好きなので、これはかなり好みの作品でした。
モロッコの旧市街で伝統的なカフタン(結婚式やパーティーで着るドレス)の仕立て屋を営む夫婦の物語です。

劇中、
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.2

漫画は読まないし『チェンソーマン』も見たことないけど、早々に観に行った息子が感動で大騒ぎしていたのと、Filmarksの高評価もあって気になっていました。
1時間ほどの作品でしたが中身が濃くて、あらす
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恋するベーカリー(2009年製作の映画)

3.6

離婚のキズも癒え、子どもたちも成長したのでそろそろ恋人を作りたくなってきたジェーン(メリル・ストリープ)と、若妻がいるのに元の鞘に戻りたくなった元夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)、ジェーンの家の>>続きを読む