自閉症がまだ世に知られていなかった時代、各所にそれが伝わってくる場面があって言葉にできない感情になった。自閉症だと言ってもナースにすらどこが悪いのかと何度も尋ねられる始末…
チャーリーとレイの子供時代には深く描かれていなかったけど、あの浴室のシーンが全てだと思う。"チャーリーに怪我さすな" お父さんから大声で怒られたのかな。蛇口から噴き出る熱湯を見ただけで発作を起こしてしまうほどに、兄として、小さな赤ん坊だった弟にしてしまったことがショックだったんだろうなと思うと悲しくなる…2人の関係性が、離れ離れになった空白の少年時代を6日間の旅で塗りつぶしているようで良かった。