中学生の頃、英語の先生が「今日は授業やめて、映画を見ましょう!」と言って突然流し出したのがレインマン。自分たちが産まれてもいない古い映画を観せられることに、クラスは大ブーイング。
けど、見初めた途端、みんなひと言も無駄口を叩かず見入っていたのを覚えている。多感な時期の中学生の自分にそんな体験をさせてくれてありがとう。いい先生。
物語は、自分の事しか考えておらず周りに一切の配慮がないトムクルーズ演じる弟チャーリーと、サヴァン症候群でパターン化された行動を取るダスティンホフマン演じる兄レイモンドとの交流を描いている。
障害を持った兄弟との物語と聞くとシリアスなイメージを受けるけど、コミカルなシーンもあって、全体のバランスがいい。
絶対に交わることのないように見える兄弟の性格だが、レイモンドの仕草や行動から優しい性格が垣間見える。その姿にほんの少しずつ心を動かされるチャーリー。
ラスベガスでふたりがお揃いのグレーのスーツを着るシーンと、ふたりでダンスの練習をするシーンが好き。
チャーリーの心情がクライマックスに向けて、どんどん変化していくのが見どころ。これからもずっと見続けていきたい大切な映画。やっぱりこの時代の雰囲気大好き。
以下は、個人的なメモ。
◾️音楽:ハンスジマー
バックドラフト、グラディエーター、ハンニバル、ダークナイト、パイレーツオブカリビアン、007ノータイムトゥーダイ、インターステラーなどの数々の名作を手がける化け物。
エレベーターでのデートシーンの音楽最高だった。
◾️衣装: Bernie Pollack?