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レインマンの42carのレビュー・感想・評価

レインマン(1988年製作の映画)
4.2
 絶縁状態だった父の死をきっかけにチャーリー(トム・クルーズ)は自閉症の兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)の存在と同時に、遺産のほとんどが信託財産として運用されていることを知り、その一部をどうにかしてを手に入れようと兄を施設から無理やり連れ出すのですが……。

 『八日目』に期待していた映画がここにあったという感じです。そういった意味で観て得られる満足感というのはとても大きかったです。振る舞いがアダルトチルドレンにしか見えないチャーリーが幼児のように手のかかる兄と道中を共にしていく事によって大人へと成長し、心が通っていく様は涙なしには観れませんでした。チャーリーと暮らすと言われたときのトム・クルーズの顔を観てたらもう・・。ただ従業員のレニーに対するあたりが終始強かったのは可哀想でしたが。
 ダスティン・ホフマンの演技は言わずもがな、ヴァレリア・ゴリノの包容力があり情緒溢れる表情も堪りませんでした。
 何度も見返したくなる作品。ほんとに。
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