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ゴジラ対ヘドラのタクマのレビュー・感想・評価

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)
4.2
見たで。
核の落とし子対公害の落とし子の戦いを描き全人類に警鐘を鳴らすシリーズ屈指の異色作であり怪作。サイケな映像に始まりヘドラの硫酸ミストで起きる地獄絵図の壮絶さも空飛ぶゴジラの絵面も強烈過ぎる。社会風刺映画だった1作目の原点回帰を感じた。不気味なラストも👍
泥の中で泣く赤ちゃんとか白骨化する死体とか主題歌の「返せ太陽を」のインパクト大な曲調も相まってとにかくグロく過激な印象が強いです。こんなんゴジラじゃねえ!っていう人達の気持ちもわかる気がする一方で中にはヘドラだけのフィギュアやおもちゃを集めてますっていう人もいる位に人気が二分されてる作品。因みに私は大好き派です。
最期のゴジラの人類を見つめる姿は「人間どもが、大概にしておけよ」って感じに見えるけど今の人類を見てたらゴジラやヘドラみたいな怪獣がいなくても自滅してしまいそうな現実を感じて結局は怪獣よりも人間の方が地球にとって害悪やんってなる映画やった。
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