駿河湾でタンカーを襲う黒い影。原因不明の海難事故が頻発する。ドロドロに汚染された海からヘドラが生まれたのだ。海洋生物学者の矢野博士は、漁師が拾ってきたオタマジャクシ状の怪生物を研究する。その頃、異変を感じたゴジラは東京に向かう…というお話。
小学生の時に東宝チャンピオン祭りで初めて見たゴジラ映画。子ども映画とは思えないサイケなオープニング、公害怪獣ヘドラの脅威、ボロボロになって戦うゴジラ、単なる怪獣映画を超えた強烈なインパクトだった。今回は4Kで再見。劇場で見た時以上の高画質、ストーリーは単なるゴジラ対決シリーズとほぼ変わらないのだが、変体を繰り返し、かなり手強いヘドラや真辺理一郎のおどろおどろしい劇伴、本筋とは全く関係ない風俗描写など、やはりゴジラ映画としては怪作で、久しぶりに見入ってしまった。
