たけのこ

ピアニストのたけのこのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
3.5
なんだよハケネ監督じゃないですか。先にゆってよ。
先に教えといてくれればちゃんと「不愉快なんだろうなぁ」って構えて見たのに(笑
いやもちろん見ようと思った段階ではちゃんと知っていたはずなんですけどね。すっかり忘れ去っていました。

で、これピアニストの女性に若いイケメンが迫ってきて、うまくいきそうな瞬間もありつつも色々ドン引きして終わる話でした。ひとことで言うと不愉快(笑 でもハケネ監督だったらその不愉快さは狙いなんでしょうし、不愉快にさせるための作品を見て不愉快になっているのだから、それは評価されるべきでしょう不愉快だけど(笑

男は一方的でひとの話ほとんどきかないし、そのくせ性欲だけは人一倍で、独りよがりで今どき小学生でももっと聞き分けあります。じゃ一方で主人公の女性の受難の物語かというと、そうではなくこっちはこっちで頭も固いし、配慮がないし、独善的で、移り気。
二人ともに全く共感できず、ただ不愉快。わたし何を見ているの?となんども思わされる。そういう意味ではすばらしい。さすがとしか言いようがない。

感情を動かされるというのはやっぱりすごいことなんで、それが不愉快であったとしてもやっぱりそれはすごいことだとは思います。不愉快だけど
(笑