ピアニストの作品情報・感想・評価・動画配信

「ピアニスト」に投稿された感想・評価

これまで散々押さえ付けられてきたことを物語るエリカの無表情が苦しい。娘を束縛する母親も、ヤりたいだけの男も最低だったな。

この教え子の男、「愛に傷ついても死ぬことはない」って悪びれもせず捨て台詞吐くけど、こんなん愛じゃないでしょー。

エリカの異常な性癖は、母親をはじめ色んなものに抑圧され続けた反動で、根っから歪んでいる訳ではないと思う。その証拠に、教え子に拒絶されるとあっけなくこだわりを手放す。防衛手段みたいなものだったんじゃないかな。
つらい時、歪んだものを拠り所にしてしまう気持ちはよくわかる。

最初から最後まで、エリカにだいぶ感情移入しながら観た。全てを手放して真っさらになるラストは、ようやくこれから彼女自身の人生が始まるんだって感じがして、晴れ晴れとした気持ちになった。この終わり方は人によっては救いが無いように感じるかもしれないけど、僕はハッピーエンドだと思います。
who

whoの感想・評価

3.8
毒親恐ろしい、、、
やっぱり健康的に機能している家族の愛が必要だよね
ねっこ

ねっこの感想・評価

3.7
絶対好きそうと勧められて観た。好きだけど、自分から進んでもう一度観ることはないかもしれない。観ながらもう助けてくださいって呟きそうになる感じ
まるこ

まるこの感想・評価

3.8
ハマるかハマらないかだよね、こういう作品って。
まあまあハマったかな(笑)
ピアノの調べは美しい✨
性欲は無限だ(笑)
cyph

cyphの感想・評価

4.3
痛々しすぎて休み休みでないと観れなかった…ぜったいぜったいひとりで観るべきだし、変態性欲が得意なひとでも痛々しさに白目剥くと思う 愛のはなしでもSMのはなしでもなくて、ただ毒親に吸い尽くされた残り滓だけでもなお"求められたさ"を消化していかなきゃいけないっていう見事な負け試合のおはなしだった 夢のないミランダ・ジュライてかんじ 母、きつかったな… クローゼット勝手に漁られるのも同じベッドで寝なきゃなのも男の影に敏感すぎるのも(売春宿て) うう いやすぎる あと見た目が実母に似てたのでその嫌さもあった

招き入れた自室できっぱり拒絶された夜、母親に発情するシーンがいちばんよかった わたしもこの母親とこの生活続けてたらこうなっていたかも、という謎のリアリティある恐怖体験 べニーズビデオの母親もだけど、ハネケは泣き叫ぶ(としか言えない)女がめちゃくちゃ上手だな つらさが全部押し寄せるとそう、声を絞り出さないと息もできなくなる ちゃんとそれを毎回やっててえらい

アイスホッケー試合後、フェラチオでえづいて吐いた後に口のにおいを指摘されて外のスケートリンクへ飛び出していくシーンもよかった その瞬間だけ子どもが外の世界へ放り出されたみたいに見える 求愛と拒絶の緩急がふたりとも激しすぎてどうにもならなかった ちゃんと血肉のあるハネケ、個人的には大変に◎
こりん

こりんの感想・評価

3.7
一人でゆっくり観ましょう。

ハネケ監督は、二律背反や抉り出すのが本当にお上手ですね。感じる心苦しさこそ、この人の思うツボでしょう。

純粋さと歪みは隣り合わせ。
理想と現実はアントニムだ…
未々

未々の感想・評価

-
ハネケの作品を観ようということで
ジャケットの場面美しいと思ったのにな

台詞にもあるけど、イカれてる
何これ


もしかして字幕ってものすごく情報やニュアンス削ってる?日本語でちょっとみたら大分違う
あと日本語の方が感情出してくれるからわかりやすい
フランス語音声で見てて最初母親と喧嘩してるの分からなかった
理解不能🤷‍♀️
ヤリたいヤリたいな男と、
ダメよダメダメ、でも行かないでよ私の目を見て、でも触っちゃヤダ
みたいな頭おかしい女の話なん?

それとも子離れできない毒親の話なん?
どっちかにすればよかったのに。

ハネケのエンドロールが好き過ぎるねんけど、エンドロールまでが合わんすぎた😭

2021年 159作目
おこめ

おこめの感想・評価

3.7
ハネケさんらしさ爆発

まぁ比較的ストーリーは追い易い方なのではないかな?ハネケ監督にしては!笑

ピアニスト(音楽教師?)という世間的なイメージ(外的イメージ)とイザベルが中盤にかけて完璧に構築させるエリカのイメージ(内的イメージ)が彼女の中に潜む"愛の探求"を痛々しくも強烈に演出する見事な理由付けになっていて◎

シューベルトの曲を拒み続けるエリカ=彼の音楽への嫉妬、理解の欠如
・抑揚の激しい曲=エリカとは真逆の人生

故にラストのハネケ演出は切れ味がエグい。。

シューベルトの音楽を映画終盤からラストカットまでエリカの愛の混沌を持って彼女に奏でさせてみせるハネケの鋭さ。。。

ピアニストという設定はキャラクターの構築にかなり効果的なのが分かった。。『ピアノ・レッスン』しかり。。

イザベル・ユペールの佇まいや、ラストの混沌の爆発は素晴らしかったなぁ。。『エル』以前にとんでもないキャラクターを演じ切ってた事にびっくりだわ。。そりゃこの作品知ってたらオファーしたくなるわな。。

とことんまで描き切りながらも突如突き離すハネケ劇場は個人的にやっぱり好き。
sally

sallyの感想・評価

4.3
何でも知っていた
シューベルトとシューマンのことなら
でも、愛は知らない
少女のような心は、酷く歪んでいた
シューベルトの強弱のごとく
極端なエリカの愛情表現
愛しているなら、何でも受け入れて

完全な狂気に至る直前の、自己喪失。

美しいピアノの旋律がスタッフロールで中断されるオープニング。もっと聴いていたいのに、そんな不快感は些細なものだった。

ピアノの音色は、次第に荒々しくなり、最後には音さえなくしてしまう。
まるでエリカの心を映し出したようだ。

自らの狂気を悟り、最後の一瞬、正気にしがみついたシューマンをなぞるような展開が秀逸。
しかし、あまりの狂気に圧倒されて、精神が砕けそうになった….

ジャケットにもなっているキスシーンは本当に美しい、切り取った一瞬だけは。
(その後はなかなか衝撃的だった)

自分の望みもわからない。
胸を刺す痛みは、精神のたそがれ。 

狂気と喪失、愛はない。
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