日本人も大概だが、アメリカ人もアレである。
アメリカの特にアングロサクソン系の人々は、自分たちの理解出来る許容範囲が狭い。彼等から見て異質な物を異様に恐れる。
アメリカの強大な経済を背景に、世界最大の軍事力で武装しているのは、彼等の言うアメリカの正義が、各種争いに勝ち続ける事で担保されているからだ。
恐らく、あれだけMass shootingの事件が頻発しているのに銃を排除出来ないのは、この映画のアート役に代表されるある種のパラノイア気質にあると思う。
自分達が世界でどれ程の傍若無人を働いているのか、理解することを極力避けているのだ。
J•ダンテは《ハウリング》《グレムリン》の監督だから、そういったシニカルな視線で撮っているのに、アメリカの視聴者がゲラゲラ笑って観ているとしたら、そこが逆に面白い。
でもほらね?最後は正当化するでしょ?
皆んなK•フィッシャーみたいに悠然と構えることが出来れば、平和になるかもね。