創作物には何かしらのオチがあると思う。
感動だったり後味悪かったりメッセージが込められていたり。
でもこれは実話であって、ただ事実を受け止めるだけでもあり、それを受け止めた感情は消化されない。
「もやもやするのは悪い事ではない、この先もずっと考え続ける事だから」
アウシュビッツの案内人、中谷さんはそんな事を言っていた。
中谷さんは、彼自身の考えを決して話さず、そこで起こった事実、そこに居た人達の思いを想像させること
また、どうしてこんな事が起こったのかという問いかけに終始していた。
この映画と同じで、感じて、想像して、考えてみてほしい。
そんな思いが込められていたんじゃないかと思う。
そんな事を思い出した。