パンダーミキ

シンドラーのリストのパンダーミキのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「一つの命を救える人は、世界も救える」

久々に見直しました。

文句なしの満点。
このようなたくさんの生命が関わる重い題材の実話の映画に点数をつけて良いものかと思いますが文句なしの満点です。

ホロコースト。
人類史上最も極悪卑劣な大量略殺。
たくさんの罪もないユダヤ人の方々が5年に渡り銃殺やガス室に送り込まれ殺されました。
シャワーに入るためと嘘をつかれ身包み剥がされ髪の毛も切られ毒ガスの部屋へ送り込まれる。

そんな極悪非道なホロコーストから1100人以上のユダヤ人を助け出したドイツ人オスカーシンドラーの話です。

涙なしでは見れません。
ほぼほぼモノクロ映画なのですが、途中でユダヤ人の女の子のコートだけが赤く映ります。その映像がとても美しい。

最後のシンドラーの工場内で黙祷を捧げユダヤの方が歌を歌うシーンでは涙が自然と溢れてきました。
600万人がホロコーストで亡くなりましたが1100人以上の方はシンドラーにより助かり生き延びた方々の子孫達がたくさん今現在増え続けています。

シンドラーは
「もっと救えたんじゃないか」
と自分を責めますが、あの時代あのような状況で1100人を救ったことは普通の人間ではできません。

3時間ととても長い映画ですがぜひ観ていただきたい映画です。
見終わった後何とも言えない言葉にできない感情になりました。しばらくボーッと私はしてしまいました。

今では肉体派のイメージが強い主演のリーアムニーソンですがこの役は女の子大好き浪費家ですが最後は素晴らしい人間へと成長します。