オスカー・シンドラーか
あいつのことなら覚えてる
あいつは凄いことをやった
誰にも出来ないことを
はぁ…見終わった。衝撃的すぎてクラクラする。
とても暗い気持ちにはなるけれど、素晴らしい映画だった。
人間って何だろう?と思った。
同じ姿形で、同じように生きていて喜怒哀楽もあるのに、「人間」と「人間として扱われないヒト」がいる。全然意味がわからないのに、ある時ある場所ではそれが当たり前だったのだから恐ろしい。
そして、シンドラーの“One more person”の苦しいこと…。「600万人以上の虐殺」と言われるとそんな一つの出来事みたいに聞こえてしまうけれど、1人の死×600万なのだと改めて認識させられた。
同じようにユダヤ人迫害を描いた『縞模様のパジャマの少年』や『ライフ・イズ・ビューティフル』は、悲しくて辛くてめちゃくちゃ泣いたけれど、『シンドラーのリスト』は、泣けるけどそれ以上に深い深いため息をつきたくなる映画でした。