つきみだんご

カーズのつきみだんごのレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
3.8
キザで自信過剰だが、実力は確かな新人レーサーカー、ライトニング・マックィーン。彼はレースの優勝のかかった大事なレースのためカリフォルニアを目指すが、不慮の事故でルート66の外れにある小さな町、ラジエイター・スプリングスに辿り着く。
マイペースながらも気のいい住人と交流するうち、しだいにマックィーンの心境に変化が生じるようになる。果たして彼はレースの果てに何を見出すのか。

とにかく白熱のレースの描写が圧巻!車体同士のぶつかり合いに息をもつかせぬ攻防、レースの醍醐味がふんだんに盛り込まれている。個人的に好きなシーンは、レース前にマックィーンが自らに言い聞かせるシーン。
最序盤では目を閉じた中に何も無かったマックィーンの視界にたくさんの最高の仲間たちが映り込むようになるのは、やはり格別の瞬間だった。この手の話のお約束ではあるのだが、マックィーンの成長ぶりとその漢気に思わず見惚れた。