焼きはらす

ピープルvsジョージ・ルーカスの焼きはらすのレビュー・感想・評価

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全編通して挿入されるファンメイドのオマージュ、映像、音楽を見るだけでもファンにとっては価値のあるドキュメンタリー。
芸術、しかも絵画とは異なり映画のように発表されて不特定多数に向けて市場に出回るような作品は、一体誰のものなのか。明確な答えはないけれど、作品の創造性が監督やスタッフ固有のものだったのが、無数のファンにも「作家性」を植え付けてしまったという意味でスターウォーズが革新的だというのは間違いない。
イマイチだと感じていても、前作に裏切られたと感じていても、何度も映画館に足を運んだり新作を心待ちにする姿勢は「愛」以外に形容のしようがない。さらにそんな愛憎を一身に受けていたルーカスがシークエル3部作にはいないからこそ、余計に今後のスターウォーズシリーズを目にするファン達が心配だ。
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