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ポテチのkurtのレビュー・感想・評価

ポテチ(2012年製作の映画)
3.4
空き巣を生業とする青年とその彼女、謎のオジさん等々の不思議な面子で、青年の出生を巡る話を描いた伊坂幸太郎の短編を映像化した話。

時間も60分くらいでサクッと観る事が出来て、どこか暖かい気持ちになる、ほっこり作品。東日本大震災を受けて、オール仙台ロケで撮影。

キャストは伊坂作品常連の面々をはじめ、監督自身(名前も中村。笑)やカメオで竹内結子も隠れ出演。(普通に見てたらわからん。笑)
大森の無機質さや母(石田)と若葉(木村)の初見で気が合う感じも何か良かった。

さすが伊坂作品。濱田岳のポテチを間違えた時の涙のわけ等々、短編ながらも伏線と回収がよく出来ている。笑えて熱くてじんわり感動。

血生臭さ等は一切無しで、ほっこりホームコメディといった感じの楽しい作品でした。
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