まめだいふく

手錠のまゝの脱獄のまめだいふくのレビュー・感想・評価

手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)
3.0
 事故に遭い、崖下へ転落した囚人護送車から二人の受刑者が脱走。白人のジャクソンと黒人のカレン。互いにいがみ合い、憎しみ合う二人だが、彼らは手錠でがっしりと繋がれており、捜索隊から逃げ延びるには協力し合うしかない……。

 人種差別問題を織り交ぜながら、憎しみ合う二人の間に徐々に芽生えていく友情を描くドラマ。
 手錠の鎖が外れる頃には、心と心をつなぐ鎖がしっかりと二人を結び付けていたという。
 大げさに感動させるような演出や展開はないけれど、じんわりと心に沁みる傑作。

 川を渡ったり雨に降られたりしてるのに、胸ポケットに入れてあるタバコとマッチが無事なのが不思議だけど、まあそんな細かいことはいいや。

 途中で出会うあのシングルマザーが程よく狂っててインパクトあったな。
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