人種の違いから起こる差別や軋轢も顕著で 人間というものを繋ぐ鎖の存在がはっきりと描かれているにも関わらず そこに揺るぎない“理解”という杭が打ち付けられることで 爽やかな友情という絆もまた繋がれていくんだって 見事な二重構造を持ち合わせた名画
生きる為だけに選ぶ生き方と 選んだ生き方の為にどう生きるかは 心がどれだけ自由であるかで決まるんだと思う
少なくとも あの母親のような 自分の幸福という鎖だけに縛られるような人間にはなりたくない
トニー・カーティスのニヒリズムと シドニー・ポワチエの真っ直ぐな演技が ホント素晴らしい