「凄い」という感想しか浮かばない作品。
まず、一番最初に出るのはアンソニー・ホプキンスの怪演。パッと見て、ヤバさと同時に強烈な魅力、ある種のカリスマを感じさせる演技は素晴らしいとしか言いようがない。
もちろん見所はそれだけではなく、演出も素晴らしい。特にショッカーシーン(ビックリさせるシーン)が無いにもかかわらずこれだけ不気味さや恐怖を感じさせるのは凄いとしか言いようがない。おそらく緻密に計算された演出があってのことだろう。そこも見どころである。
脚本的なところで言えば、やはりクラリスとレクターの敬意とも友情ともとれるような奇妙な関係が印象的に残る。
色々含めて凄い作品だった。文句なしの星5。