目黒シネマにて鑑賞。
ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスがお互いにハマり役すぎて最高。顔のアップを多用したカメラワークも、両キャストの地の魅力をさらに引き立てる形でこの作品をサイコスリラーの金字塔たらしめている。
ジョディ・フォスターは他にも『コンタクト』『インサイドマン』と、ジャンルは違えど、"若くて美人な才女"というキャラが多分世界一ハマる女優。
一方でホプキンス演じるレクターも、やはりこの作品の魅力の大部分を占めている。最初に刑務所で出会うシーン、棒立ちしているだけであれほどの底知れない狂気を感じさせるのはやはり凄い。
またジェンダー的な観点では、ジョディ・フォスター演じる訓練生が、男中心の社会の中で常に性的な好奇の目線を向けられ続けられていたのは、気色悪くも一昔前としてはリアリティのある設定。