騙し鬼

羊たちの沈黙の騙し鬼のレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
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【記録】
アマプラに来た、という話をちょっと前に聞いたので久々に鑑賞。

学生時代ぶりに観たけど、初鑑賞時はレクターの強烈なキャラクターや異常な猟奇殺人の捜査展開に目が眩んでいたようで、改めて見直すと事件以上に視線や目線などがとても印象的に思った。
レクターとクラリスのシーンで人物の顔ヨリカットがとても印象的だが、それ以外にもクラリスを見る周りの目線が多く取り入れられていて、クラリスがとても居心地悪そうにしてるのがよく分かる。
若い女性捜査官(正確には研修生?)というだけで男の目線がイヤになるし、実際チルトンなどに誘われたりする。
そういうクラリス周りの目に対して、レクターがクラリスを見る目が違うことが分かるし、それを際立たせるために上手く機能してる。
そして目線と言えば犯人の目的。
レクターが言うように「切望」の眼差しを、暗視ゴーグル越しに見せてる。

そういうことに気づかされた良い鑑賞だった。
けど、それ以前にアマプラの字幕がクソ過ぎてなんとかしてほしい。
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