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羊たちの沈黙のyukiのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.2
アカデミー賞の主要5部門受賞は本作が史上3作目でこの作品以降出てないってなかなかハードル高いし最近の傾向みると今後出てこなそうなぐらい。「或る夜の出来事」「カッコーの巣の上で」と「羊たちの沈黙」、これは納得の傑作3本。

クラリスとハンニバル・レクター博士の対峙。物怖じしないクラリスとクラリスを見透かしたようなハンニバル・レクター。ここの緊張感というか独特の雰囲気がとてもいい。

スマートで紳士的かつクレバーな雰囲気がありながら、あまりにも異常な狂気を孕んでいるハンニバル・レクター、アンソニー・ホプキンスがハマりすぎている。
レクターにも物怖じしない、男性社会でも負けない芯のある女性なのに実習生の初々しさを出せるジョディ・フォスターがすごすぎる。美人だなあ。

“羊たちの沈黙”というくらいなのでこれはクラリスの物語、終盤はバッファロー・ビル事件をきちんと描き、最後の最後でレクター博士を出すというのがとてもいい。
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