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羊たちの沈黙のERIのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.0
学生の時に見てから久々の再鑑賞。1991年にこの脚本でこの作品が出来たの凄い。今見ても新鮮で色褪せてない。

なんといってもクラリス役のジョディ・フォスターの利発で勇敢で美しい実習生と、レクター博士の鋭く優雅な悪役を演じたアンソニー・ホプキンスの対峙に息をのむ。

このアンソニー・ホプキンスは本当に素晴らしく凶悪な犯罪者なのに目が離せなくて、この悪役に影響を受けてつくられた作品は多いんだろうと思ったりする。

何人かの女性の皮膚を合わせ自分に合った服を作る異常な執着を持った犯人。LAMBを英語ではおとなしい人とか、被害者という意味があるらしい。被害者たちの沈黙。クラリスにも幼い時に被害にあったものを救えなかったトラウマがあった。今もその時の悔いを抱えて事件と向き合っていた。

最後の突撃のシーンから犯人に近づくクライマックスはかなり怖い。部屋に入ってプロファイルした痕跡が部屋のあそこやここに散らばって確信に変わるシーンがたまらなく好き。
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