みつばあおい

羊たちの沈黙のみつばあおいのネタバレレビュー・内容・結末

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

絶妙なキャスティング🐑
キャラクター🐑演技🐑
演出🐑
ストーリー🐑
レクター様が難なくスルリと牢を出ていく。脱獄した後の牢獄。腹部を開かれた磔。そこの演出の迫力。
ゾッとするのは救急車でおもむろに酸素マスクを外し、自分の顔をペリペリと剥がす場面。お前か。
ドキドキするのは、真犯人の家で銃を構えていくつものドアを開けていく場面。訓練では実力不足で後ろから回り込まれて銃を突きつけられていた。この危うい子羊の訓練の様子と重なるから余計にハラハラ。
電気を消された瞬間に我々の視界は暗視スコープに切り替わる。暗視スコープ越しの犯人目線で見せられる。
そしてラストはレクター様のディナー予告で終わるという…いや、ワインのつまみかな?
クラリス本人は自分はターゲットにはならないと言っているけれど、仮にレクターがその気になればクラリスをディナーにするこのなど造作もないこと。人を見透かすレクターがクラリスのことを既に聞き出しているから尚更。この先も綱渡りな子羊ちゃん。
終始レクターを取り巻く人々は皆、レクターの手のひらで転がされている。結局不利益を被らずに欲しいものを全て手にしたのは、レクターだけ。