アラン・レネ監督、戦時中のアウシュビッツ強制収容所の実態を描いた戦争ドキュメンタリー映画。本作はホロコーストの生々しい映像が極めて印象的な作品でした。ここまでの映像は初めて観たかもしれません。
時間は30分程度と短め。この作品に関しては点数は付けられません。
完全なドキュメンタリー映画。なので、セリフはナレーションのみ。歴史の授業で観るような作品ですね。
いやもう映像に釘付け。何という悲惨な出来事があったのか。考えさせられます。
散りばめられた女性の毛、数々の遺品、丸太のように積み上がる生々しい遺体。苦しい...。実際の映像というからなお。ちゃんと、しっかり観るというのは難しいのではないか。どうしても目を背けてしまいそうです。
特に後半は見るに耐えない極めて衝撃的な映像が続きます。ある意味これから先忘れられないくらいのインパクトが残る作品でした。観るのには覚悟が必要ですね。
今の世の中に数ある残虐な戦争映画はあくまで"映画"。
これが現実なんです。
