夜と霧の作品情報・感想・評価・動画配信

「夜と霧」に投稿された感想・評価

凄惨。何より劇中で作り手が、「この悲劇を表現することは可能なのか」と迷ってしまっている時点で、ホロコーストの歴史の重さの一片が見える。言葉を失う。
DZ015

DZ015の感想・評価

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「カポ(労働監視員)も将校も言う ”命令に従っただけ” ”責任はない” では責任は誰に?」

ホロコースト告発ドキュメンタリー。アウシュヴィッツの真実。閲覧注意どころではない映像の応酬に目を背けたくなる。
ホロコーストの怖さは理不尽に拘束され虐殺されるユダヤ人側の恐怖だけでなく、数百万人の強制収容所への移送を指揮したアドルフ・アイヒマンでさえ「自分は上司の命令に従っただけ」と主張しているように「命令」されればこれほどの残虐行為にも平然と加担してしまう人間そのものの怖さにある。「もし自分だったら?」という問いへの答えを求めてダメージ必至にも関わらずホロコースト題材作品を見続けてしまうのかも知れない。
見かけは真実から遠いって、全てのことの前提として常に留めておきたい
maom

maomの感想・評価

4.5
強制収容所の記録映像を使ったドキュメント。数日前に見た『シンドラーのリスト』にも似たような場面が取り入れられていたし、他のホロコースト系映画にも影響を与えていそう。

しかし他のフィクションでそういった場面がみられるとはいえ、ろくな食事も与えられず、人間として扱われない人々の実際の表情や肉体は、やはり演技やメイクで作られたものとはまったく違う絶望的なものだった。さらにその人たちが死後どのような仕打ちを受けるかまでをも見なくてはいけない。かなりショッキングで見てるのもつらい、目を背けたくなるような映像。

そして個人的には、戦後に撮られたパートで建築の構造に焦点があてられていたのがこの映画の面白いところだと思う。
ヒトラーが好んだギリシャ建築のように、整然とした左右対称の構造は単に美しいというだけでなく、人々を管理するのにも適している(見やすいので)。実際にアウシュヴィッツへ行ったとき、残された設備の妙な均整さを恐ろしく思ったことを思い出した。
この映画でも、建物の並びや建築構造の整った構図、そしてその均整さを崩すような人間のうごめき、「爪跡」の対比をかなり意識して撮っていたように思う。

なされた行為自体は「リアル」なものだけども、そのドキュメントの合間に挿入される「作られた」建築のシーンでは、グロテスクなシーンとは別の意味でひやりとさせられた。
何度も見返してその歴史の語り方についてじっくりと考えてみたいけど、なかなか体力が必要とされそう。
小森

小森の感想・評価

5.0
鬼畜の所業。人間は簡単に何処までも残酷になれることの証明。
死体を肥料にしたり石鹸にしたり。無造作に転がる頭。ガリガリの骨と皮しか無い虚な目の人間たち。死体の山をブルドーザーで穴に落とす。
絶対に忘れちゃいけない映像だった。
871

871の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

時間は31分と短い。
生々しい白黒とカラーの連続。1950年代と第二次世界大戦時代の対比を思わせる。

食事風景、寝床、便所など、当時の真実は我々の想像を超えるものだ。人々の生と死が、その風景の中にも生々しく描かれている。

中には死体や、裸体の囚人でさえも姿を現す。
目を見開いたまま死んだ者もいる。

また、それと対比して描かれているのが、カポの存在だ。この違いをしっかりと見つめておき、過ちを繰り返すべきではないと知るべきだ。

我々はその真実から目を背けてはいけない。アド・キルーのように、全てを少しでも良くするためには、この歴史をしっかりと直視しなければならない。
ドイツ語だとNacht und Nebelというねぶるような頭韻が印象的な音を生み出すタイトルである「夜と霧」の翻訳不可能性について。そしてヒムラーの「生産的に処分しろ」という撞着語法について。
au

auの感想・評価

5.0
あまり観たくなかったけど何かきっかけがあって視聴。フランスでは学校で見せられるらしい。本の方は読んでいたけどやっぱり映像だとくるものが違う。観たくなかった、けどみなきゃ何も感じなかったから。内容については何も書けない、みるしかない
今日も巣ごもり鑑賞。
終戦後10年のこの映画、その時、観るには勇気が要った方も多くあったのでは。
75年経った今も、観ておくべき、知っておくべき映像。
Riquita

Riquitaの感想・評価

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講義で見ました。
重くてすぐにレビューを書く気になれなかった。

実際の生々しいリアルな映像が
本当に起こっていたんだと示唆してきて
号泣しながらも目が離せなかった。

話で聞くだけじゃわからない。
絶対これの映画を、自分から興味本位で見ようって思わない。
ホロコースト、ナチス、第二次世界大戦について学ぶ時、これを鑑賞させることもセットにするべきだ。
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