とうがらし

たそがれの女心のとうがらしのレビュー・感想・評価

たそがれの女心(1953年製作の映画)
3.7
宝石がすべての始まりだった。
あのイヤリングさえなければ…
自分の過ちを宝石のせいにする貴婦人。
心移ろう貴婦人とイヤリングの辿り着く先は果たして!?という不倫映画。

マックス・オフュルス監督、代表作の一つ。
人物が動き回るだけで物語になる好例。
流麗なカメラワークが9割方を占める。
貴婦人の心の変化とともに、イヤリングの役割が変化していく。

イタリアの巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が、不倫相手の男爵役として出演している。
主演女優のダニエル・ダリューは、99歳まで現役活動。
86年間、第一線で活躍。
声優などにも出演して、2017年に100歳で亡くなった。


予告編
https://www.youtube.com/watch?v=al18feIPhPI
英語字幕はデジタルリマスター版がある。
日本語字幕も是非デジタルリマスターで出して欲しい。
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