酔いしれた。
汽車の車窓から放たれた破いた手紙の紙吹雪は奇跡的。
踊る人々の間を縫うような舞踏会の移動撮影の流麗さから一転、閉会時間を過ぎても踊り続ける二人にバンドマンがあきれる即物的なショット…
このレビューはネタバレを含みます
脚本が素晴らしい。夫からもらった耳飾りをこっそり売り捌こうとするもバレて、という序盤の立ち上がりの部分でも、ゴマすりの宝石商とか癖の強い使用人とか出てきて豊かに展開する。それにしてもデ・シーカって俳…
>>続きを読む「死ぬまでに観たい映画1001本」961+214本目
日本語タイトルはおかしい。
たぶんに「たそがれの維納(ウィーン)」を意識した邦題で、パリを舞台の仏映画ではあるが、オーストリア出身のオフュルス…
1953年のマックス・オフュルス監督作品。ドイツに生まれたオフュルス監督はフランスに移り、ナチス占領下のフランスを逃れてハリウッドへ、その後フランスへ帰国し、1957年に54歳で心臓病により亡くなる…
>>続きを読む1/'24
明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願いします!
新年映画初めは、
信頼して間違い無いだろう監督の1人、
オシャレなロマコメ作品を観ようと代表作をチョイス!!
ドイツの…
オフュルスにおける動きにみちた長いショットの流麗さがたえず動いている男女の位置関係をことさら艶やかに見る者に印象づける。だが、彼にはまた卓抜な演出能力も備わっていたことは明らかだろう。例えば、愛しあ…
>>続きを読む90分くらいの映画なのにやたらと長く感じる...。
全身を黒で覆われた夫人が、海辺でたそがれ、行って逆に帰ってくのをワンカットで捉えるショットが印象に残る。
あとはワーテルローの戦いの絵の前で、…