『私たちに罪はありません。ただお互いを想い合っていただけ..』がいかにもフランス人らしい。
舞踏会の廻るダンス、日をまたいでいても楽団が帰り始めても続く。そして観てる方は目が回ってしまった。
夫…
夫に内緒の借金の返済の為、夫からプレゼントされた結婚記念の耳飾りを売った伯爵夫人。それは人手に渡るもまた戻って来たが。
印象的なシーン
・オペラ劇場で夫に探させる←何様
・新聞記事に宝石商慌てる
…
欲望に忠実、勝手な女の実相が余す所なく描かれている。
前作の『快楽』(52)があまりにも素晴らしかったので期待したが、ヒロインの勝手ながらにもハッキリしない女心に振り回され、終わってしまった。受ける…
【浪費家伯爵夫人が借金返済のため売ってしまった、夫からの贈り物の耳飾りの行方】
カメラワークに注目…と鑑賞後に知った
舞踏会のシーンは目が回るくらいにしか感じなかったので、アラそうだったの?って感…
衣装も移ろい行く舞踏会の長い長い一連のシーンは絶対に美しく、そのシーンとの別れを焦らし惜しませるようにロウソクは一つひとつ時間をかけて消されていき、最後は幕がカメラに覆い被さるようにあっけなく終わる…
>>続きを読む「輪舞」に典型的な、オフュルス作品で繰り返される輪環する物語構造は作品を重ねるごとに洗練の度を極めていて、まさに名人の語り口。
特に晩年の作品では美しく優雅な女性を賛美しつつ、同時にその移り気な気…
イヤリングがあらゆる場所を巡り巡る。
それぞれの場所に辿りつくとき、イヤリングは全く違った意味を見せる。
夫から贈られていたイヤリング
売られたイヤリング(冷めてしまった愛情/金銭に交換可能な思い…