丹叉

ブロンクス物語/愛につつまれた街の丹叉のレビュー・感想・評価

4.5
やはり演技で突出した才能を持つ俳優は撮るのも上手いか。スコセッシの影響だろう、主人公が語り手となる構成取っている。主人公の父に当たるデニーロが監督を担い、主人公に接触するマフィアのボスに当たるパルミンテリが脚本を描いている。それぞれ、親の子に対する感情と恐ろしくも愛されるボスをよく表現し演じれていた。例のごとく人はぱたぱた倒れてくが、刺激性のよさだけでなく、人の信条や価値観を丁寧に説き、またそれが他人によき作用をもたらす様子を描く、総じてやさしいマフィア映画だった。
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