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ブロンクス物語/愛につつまれた街のmのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1960年代のブロンクス。9歳のカロジェロ(フランシス・キャプラ)にとって、この一帯を牛耳るマフィアのボス、ソニー(チャズ・パルミンテリ)は憧れの存在だった。ある日、ソニーが殺人する現場をただひとり目撃したカロジェロは、ソニーは面通しで犯人ではないと証言。以来、ソニーは彼をかわいがり、いろいろなことを教えてくれた。カロジェロの父ロレンツォ(ロバート・デ・ニーロ)はイタリア移民で、実直なバスの運転手だった。まだ幼い息子が権力と金に引きつけられることを恐れた彼は、厳しく忠告する。だが、父の心配をよそにカロジェロは裏の世界に精通し、ソニーを父のように慕って成長する。8年が過ぎ、17歳になったカロジェロ(リロ・ブランカート・ジュニア)はCという愛称で呼ばれ、一目置かれる存在となっていた。そんなある日、彼は父の運転するバスで出会った黒人の美女ジェーン(タラル・ヒックス)に恋する。だが、当時のブロンクスは黒人とイタリア系米国人が激しく対立しており、2人はいわばロミオとジュリエット的存在だった。いつしか人種間の対立は抗争へと発展し、カロジェロは不良仲間と黒人街を焼き討ちに行こうとするが、ソニーは力づくで止める。その直後、黒人街に襲撃に行った友人たちが爆死し、やがてカロジェロの恋も終わりを告げた。彼はあの時止めてくれたソニーに感謝の言葉を言おうと彼の元に向かうが、ソニーは彼の見ている前で黒人に刺殺された。
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