ひげしゃちょー

ある子供のひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

ある子供(2005年製作の映画)
4.4
子供ができたのに真面目に働く気もなく窃盗しては換金する生活を続けているブリュノに腹が立って仕方なかったが、養子を欲しがってる家族にジミーを売った時には腹が立つというよりも呆れ返った。 ソニアにも見放されたが懲りることなく生活を改めずソニアに金をせびる始末。 だけど、ひったくりで捕まってしまったスティーブの元に、自分が首謀者だと自首することでブリュノの心にも変化が起きたような気がした。 ラストは絶望の中にも一筋の光が見えた気がした。 子供が子供を産むことというのは世界中どこでも普遍的な問題があるんだなと強く感じた。 「痛みを知ること、やさしくなること。」というコピーがぴったり。