ある子供の作品情報・感想・評価

「ある子供」に投稿された感想・評価

一

一の感想・評価

3.9
『少年と自転車』『ロルナの祈り』のダルデンヌ兄弟監督作

子供ができた若いカップルの過ちを描いた人間ドラマ
希望を見出せない時代に生きる若者を厳しくも暖かく映し出す

痛みを知って愛を知る
まさにダルデンヌらしさが光りまくる見事な映画

シンプルかつリアルで救いのないストーリーを淡々と見せつけられ、彼らを取り巻く環境や周囲の大人達への鋭い視線もしっかりと感じ取れるケン・ローチ作品のような社会派ドラマ

母親は妊娠期間を経て親になるので母性本能などに目覚め成長しているのに対し、主人公のブリュノはある日突然父親になってしまったような感覚
愛を知らないまま社会の底辺で育ち、精神年齢も幼い人間が突然親になる恐ろしさ

実の子を人身売買するという、常人には理解できない狂気の行動には一切同情できない
あまりにも幼稚な主人公のその場しのぎで無責任な行動の数々には、呆れてものが言えない程ドン引きする

そんなどん底から見えた微かな希望の光
この一瞬の為の映画と言っても過言ではありません
本当にどうしようもないの男なんだけど、ラストシーンを観て一気に見え方が変わったというかほっとした
やったしまったことは決して許されないけど、いずれは幸せになってほしいと願わずにいられない
彼はここから再スタートしていってくれるはず…

『ある子供』というタイトルも秀逸
もちろんダルデンヌ兄弟なので娯楽性は皆無だけど、文句なしのパルムドールと言える作品

[🍅85% 🍿72%]
[IMDb 7.5 / Metascore 87 / Letterboxd 3.8]

2020 自宅鑑賞 No.342 GEO
ダイガ

ダイガの感想・評価

3.9
ダルデンヌ兄弟のBGMも一切なく淡々と、まるでドキュメンタリーの様に話が進んでいくスタイルが好きです。

タイトルの「ある子供」ってブリュノのことよね?彼のとった行動には唖然とした。
彼は幼い頃、両親からの愛を受けずに育ったのかな?それとも精神年齢があまりにも幼すぎたのか?彼が何故あの様な行動をする人間になってしまったのかが気になりました。

とりあえず、ブリュノには道徳というものを学んでほしいと願いました。
sa

saの感想・評価

4.3
淡々とセリフも少なく若い夫婦に焦点を当てて進んでいく。ラストまで見てこのタイトルに納得がいったし、一番秀悦なタイトルだなと思う。
🎼劇伴もなく💬リアルで硬派な作風は相変わらず。👫エンタメ性は皆無なのに目が離せないのは(☞ ՞ਊ ՞)☞<目の付け所がシャープ👀ダカラ。『社会』を切り取って見せるのがホントに上手🙌🏻✨🚼年齢性別問わず🎯刺さる(ハズ)。渋い作品ですがヤングチームにもオヌヌメ。ツボると他の作品も観たくなりますヨ🎶

【🇫🇷カンヌ国際映画祭(パルムドール)など各賞5部門受賞🏆✨🇫🇷セザール賞(作品・監督・脚本・若手女優賞)含む各賞13部門ノミネート】

🇫🇷本作は👬ダルデンヌ兄弟の監督・脚本作で2度目のパルムドール受賞作品🏆📽
budd

buddの感想・評価

4.5
2020年50本目
音楽も一切無く淡々と進む物語は嫌いじゃない。むしろ好き。
若くして父親になった彼は金欲しさに即自分の赤ちゃんを売ったり取り戻したり、ひったくりしたりお金返したりとその時の本能だけで生きてる感じでそこに考えは一切無いように思えた。思考する事を放棄しているのか単に未成熟なまま大人になってしまったのか。そしてあの唐突に終わるラストで見せる静かに爆発する感情。タイトルは彼の事を指してるのかと。
観た時の年齢で感想が変わる映画かもしれんなと思った。
枝さんが好きな映画はほんとにハズレがない。あの長回しが多い独特の撮り方がとても好き。
ichita

ichitaの感想・評価

4.0
何の説明も語りも無いまま、淡々と写し出される生々しいまでの拙い生活。

大切なことをとりこぼしながら生きてきた青年の行動に片時も目が離せなかった。


赤ちゃんがたくましい。
カメラは、執拗に無感情のブリュノの行動を追いかけていく

ブリュノは、過去に何があって人間としての尊厳、感情を失ってしまったのか

観るものに一切の説明をせずに冷たく突き放す

この子供を見ろと言わんばかりに

この二人は、あなたの国のどこかの町で、愛に飢えて、泣いている
5225

5225の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

子供を売ってキレられる旦那さんの話

あまりにも二人の精神が若すぎる
生活力はもちろん比べ物にならないと思うけど
ヤ

ヤの感想・評価

5.0
ずっと左目から涙

ダルデンヌ兄弟監督作品群たくさん見てるけど、これぞな感じだった。おなじみの二輪車、川で溺れるシーン、すごく小さな幸せ

どうしようもない主人公とその周辺に最後の最後だけほんの少しの希望が見えた、

人生に残したい映画
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