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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版のmihoのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もはや始まってすぐのテーマソング流れてきてお母さんが電話かけてるところで泣くくらい大好きなんですが( ; ; )

+約50分間の大きな違いは、
地元の街で偶然若い頃のエレナにそっくりの少女を見かけて思わず後をつけてしまい、自宅前まで行き電話をかけてしまうこと、エレナの夫が幼馴染のボッチャで現在は二児の母であること、一度は再会を拒否したエレナが結局会いに来てくれたこと。
当時のお互いの真実や気持ちが30年経ってようやく分かって愛を確かめ合うこと、トトのほうはずっと独身を貫いていて、今からでも将来エレナと一緒に生きていきたいと思っているようなことを後日告げるけど、あの夜のことは忘れましょう、最高のフィナーレだったと断られてしまうこと、それでも僕はそうは思わないと言っていて、エレナはもう先へ進んでいる中トトにはまだまだ未練があるのがより一層明らかになること、など。

ここは丸ごとカットされているほうが美しい思い出のままで良かったという感想も多いと思うけど、
生々しくて痛々しくてこちらも良いなと思った。あと自分はわりとトト側の人間な気もするので気持ちが分かりすぎてつらい…。

アルフレードが別れるように言っていたりエレナが映画館に来ていたことや伝言をトトに伝えなかったという事実も明らかになるので、そこは確かに少しアルフレードの印象が変わった。

トトの将来に期待して、ノスタルジーに流されるな、村に帰ってこないように言うことは愛だと思っていたけど、何が幸せなのかはトト自身が決めることだし、仕事と恋愛の両立だってできたかもしれないのに〜と思ってしまう。

通常版のほうには無かったシーンが結構笑える&登場人物たちの違う側面を知れる衝撃もあって冗長さを感じさせないし、こっちもかなり好き、こっちのほうが好きかも( ; ; )
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