あい

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版のあいのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

イタリアの田舎の風景や音楽等ストーリーを彩るものがとても素敵だったし子供時代のトトもすごく可愛かった。
ヘレナが綺麗すぎて画面に魅入ってしまった。
昔の女優さんて、とても気品があってオーラがあるなと思った。

主人公の半生と一緒に映画がどのように進化していったのか辿ることができるので勉強になる。
テレビのなかった時代、映画が唯一の娯楽だったことや昔の映画フィルムは劣化すると燃えてしまうこと、その後、不可燃性のフィルムが導入されたこと等、色々興味深かったな。
一本のフィルムを距離の離れた2つの映画館で共有して自転車でフィルムをやり取りしてるのもクスッと笑える。

良かったけれど4点以上を付けるには私にとって何かが足りなかった印象。
まず3時間は長く感じたしテンポが悪く感じた。
主人公の半生を振り返るノスタルジー溢れる美しい作品なのだが今の映画なら引っかかりそうな体罰や性表現が過激だったのが物語の雑味のように感じてしまった。
もしかしたら短いバージョンの方が私には向いていたのかもしれない。
あい

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