クジラックス

おとなのけんかのクジラックスのレビュー・感想・評価

おとなのけんか(2011年製作の映画)
5.0
シンプルなシチュエーションにして、上質な脚本のコント。

「子供同士の喧嘩について両両親が話し合いする」だけの映画なんだけど、子供は基本的に登場せず、最初はお互い穏やかに済まそうと思っているのにどんどん話がこじれて、もはや子供の喧嘩が関係ない言い合いに発展するのが本当に笑えた。
邦題がいいですよね。ひらがなで「おとなのけんか」なのが、あほらしい感じがして。

スタッフロールの後ろに映し出されている映像は、本当に見事なオチ。
80分ぐらいですごくキレイに終わるので、是非是非気軽に見て欲しい隠れた名作。

やはりクリストフ・ヴァルツのひょうひょうとした表情、好きだなぁ。