2時間くらいは面白い
大作であるのは間違いない。セットもエキストラも大がかりで
150年前のニューヨークを再現しようとしている。
実際の街並みにどれだけ近づけているのはわからないけど、スケールの大きさは感じられる。
スコセッシはアメリカの裏社会のドラマを描くのが好きなようで、本作も、長編小説を読んでいるような面白さはある。
終盤当たりで、ディカプリオがカッターズの暗殺を企てるシーンはなかなかいいし、そのシーンまでは結構楽しめる。
そのシーン以降は、個人的な復讐劇から政治的色が強い話になって、やや退屈。政治の話が悪いわけではなくて、社会史を描きたいのか、政争を背景とした復讐劇を描きたいのか、はっきりしてほしいという気持ち。後半は長すぎるなー。