ギャング・オブ・ニューヨークの作品情報・感想・評価

ギャング・オブ・ニューヨーク2001年製作の映画)

GANGS OF NEW YORK

製作国:

上映時間:160分

3.3

「ギャング・オブ・ニューヨーク」に投稿された感想・評価

とても難解、かつ骨太な作品だった。アメリカの建国の歴史、宗教対立、民族対立の理解をもって再鑑賞が必要だなー、と。。
主人公アムステルダムにとっての地縁(アイルランド系移民)と血縁(カトリック)、というのが裏テーマのように個人的には感じた。特に、亡き父のナイフを終盤に授けられるシーンはセリフ含め、血縁の存在を意識させられた。
にしても、レオナルド・ディカプリオって本当に悪人顔だなぁ。
ちあき

ちあきの感想・評価

3.8
わりと骨太なお話で、ギャングなだけあって観るに耐えないシーンもあるので観るときはそれを覚悟で
民族、宗教、愛国心、家族愛…
移民流入によって揺れ動くアメリカの1840〜1860年代のお話

よかった
ELLY

ELLYの感想・評価

3.5
苦手な分野のストーリーなのに
どんどん惹き込まれ、ディカプリオの演技にも感情移入してしまい
さすがスコセッシ監督だと思いました。
ダニエルデイルイス、
ディカプリオ、
ひとつ一つの
アクションが良いから
その行動をしたときに、

あっ!こんな表現があるのか!
って思って感嘆と共に
ニヤついてしまった。。


作品時間は長いけど
それなりのものが
ぎゅっと詰まってて
見応えのある映画。
最初の殺陣のシーンがあまりにも雑で、観始めたことを一瞬後悔するが、それ以外はだいたいよかった。愛憎入り混じる復讐劇で、中盤、ビルとアムステルダムがベッドで会話すシーンは泣ける。

ただ、この最初のシーンがホントにひどい。とにかく迫力がない。格闘が思いっきり空振りしてるし。
最後のシーンも、観ればわかるがなんだかなって終わりになっちゃって。中盤のドラマがいいだけに残念。
megusuke

megusukeの感想・評価

3.5
幾重ものテーマが奏でる、19世紀アメリカ凝縮お勉強娯楽映画。

この作品公開前の大宣伝はもの凄かった。タイタニックで大ブレイクしたディカプリオ押し!第二のタイタニックを狙った様な宣伝文句だったけど、公開後あんまり盛り上がってなかった記憶があり
ちょっと敬遠してたのだけど…

物凄い意欲ある大作でびっくりした!

人種、宗教、世代や時代の流れこらの価値観の違いでいざこざしながらの、復讐劇+家族愛+ギャング要素におまけで恋愛。
更にモブ含む登場人物達の、今に対するヘイトが積りに積もってからの、クライマックスの暴動と決闘合わせ技の感情大爆発の流れが、時代の変革を物語っていて良い!
説明的な台詞や時代背景の補足が一切入らず、展開と演技から人物の心の揺れやどういう立ち位置の人間なのかとかを感じていくタイプの作品で、頭使うけどそれも良い!
国が違って事情に明るくない+邦画と魅せ方やらが違うから、悲しいがこれは日本では受けないよなぁ。
スコセッシ監督がこの作品に込めたモノ全部は、私にはとても分からないが
敵対してる者達が信仰しているモノは、元を辿れば同じ神様で、どの陣営も見守っていたり
国の為に動くギャングと、父の復讐の為に動くギャングの価値観の違いだったり
復讐と家族愛の狭間で揺れる男とファミリーのドンと親心の間で揺れまくる男のかけあい
なんかは、凄くグッとくるものがあった。
って感じで、凄く真面目なんだけど、史実の出来事なんかを上手くミックスしたり、余分なものは省いたりして、娯楽要素も出す配慮(?)がされている。
それがたまに、メッセージ性とぶつかっちゃって、中途半端な感じになっちゃってるのが惜しい。(顕著なのは、クライマックスの決闘の決着のつけ方。個人的に最後U2の曲に乗せたエンドクレジット中の映像もなんかしっくりこなかった)

物凄く色んなもののレベルは高いのは間違いないけれど、手放しで褒めにくい映画でした。
すずき

すずきの感想・評価

3.1
19世紀アメリカ、NYのファイブポイント町。
アイルランド系移民のグループ「デッドラビッツ」と、アメリカ生まれのグループ「ネイティブズ」は抗争に明け暮れていた。(ネイティブアメリカンを差し置いて「ネイティブ」を名乗る所が英国白人っぽい傲慢さ)
デッドラビッツのリーダーであるヴァロン神父は、ネイティブズのリーダーのビル・ブッチャー・カッティングに殺されてしまう。
そしてヴァロンの幼い息子アムステルダムは、施設送りにさせられる。
十数年後、青年へと成長したアムステルダムは、ファイブポイントへ舞い戻り、街を支配するネイティブズに入り込み、復讐の機会を伺う…

摩天楼が並ぶNYの風景をデザインしたジャケ画だけど、南北戦争期が舞台の時代劇。てっきり、近現代のヤクザものかと思ってた。
時代考証とかはしっかりリアルにされてるらしいけれど、現代で言う所のスラム街に等しいファイブポイントの光景は、かなりファンタジー感あった。
それぞれ皆、ブルーリボンのシルクハットを付けたネイティブズのメンバー達。
抗争ではナイフやスコップやお手製の武器で武装するギャング達が入り乱れ、どつきあい殺し合う!
治安は最悪で、何処かで火事が起こると火事場泥棒を推奨する消防団、更には火事そっちのけで別の消防団と喧嘩し始める!
舞台劇の公演では野菜果物をぶち投げ、絞首刑もショー感覚で楽しみ、裏切り者への制裁シーンでも基本ハイテンションな当時のアメリカ人達。
あ、これファンタジー感というか、「マッドマックス」的世紀末感か。

映像は凄かったけど、ストーリーの見せ方、テンポが好みじゃないかな。
あと、アメリカの歴史や文化・思想にそんなに詳しくない私には、少し理解しきれていないよーな所も。
クライマックスの展開も、カタルシスが感じられる復讐劇!みたいな感じじゃなくって、無情感あるのも好み分かれそう。
あと、字幕が分かりにくい!と思ったら、やっぱりお前か戸田奈津子!
バイオレンスの傑作じゃないか?
長いのが欠点かもしれないけど、ここの評価低く感じる。
ディカプリオとデイルイス2人だけで楽しめる。
昔のウエスタンのような要素もあってかすごい好きだった。
にしてもあんな規模の抗争、暴動があったんですかね、、
ptバーナムって出てきてへえーってなった。
これは衝撃。平和になってからのストーリーもよく描かれていて納得。
cinemastic

cinemasticの感想・評価

3.5
冒頭のリーアム・ニーソンとダニエル・デイ=ルイスのバトルが結構アツい感じだった。なんかアニメかゲームのバトルぽかった、リーアム・ニーソンちょっくら十字架で戦ってるし(笑)
撮影は2000年代のスタイルを感じさせられる、でもそう思うと時代とともにスタイルも合わせられるスコセッシは凄いなぁと思う。ディカプリオの若いけど勢いある演技・存在感もキャメロン・ディアスが時代物に出ている違和感もなかなかレア。ダニエル・デイ=ルイスは、安定感あるという言葉では収められない、時間にとらわれない絶対的な演技メソッドを感じさせられるようで、ひとり役の次元が超えていた。
ストーリーは正直長くあまり面白い展開はないけれど、メインの俳優たちだけでも見る価値はありかも。
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