クライムサスペンスの傑作。
まず、オープニングクレジットのセンスの良さに痺れる。
バックに流れるエンニオ・モリコーネのテーマ曲。
アルマーニのスーツを着こなすイカした男達。
エリオット・ネス率いる財務省捜査官チーム「アンタッチャブル」と、マフィアの帝王アル・カポネとの対決。
若くてハンサムなケヴィン・コスナー。
対するデ・ニーロの、貫禄たっぷりのふてぶてしさはさすが。
老警官役ショーン・コネリーの存在感や、アンディ・ガルシアが、内に秘めた熱血漢の新米警官を好演。
頼りなさそうな風貌のチャールズ・マーティン・スミスもなかなか。
脇役ながら白スーツの男、ビリー・ドラゴが印象的。
その不気味で憎々しい演技が強烈。
とにかく、全編スリリングでテンポよく、飽きさせない。
ショーン・コネリー、オスカー受賞納得の演技。
あのシーンは思わず涙腺が緩んだ。
有名な乳母車シーンなど、最後まで見逃せない展開。
ラストもカッコいい。