ギャング映画。ケビンコスナーはもちろん、デニーロにショーンコネリーにアンディガルシアと名優揃いだが、何より音楽も素晴らしく、悪く言うと音楽に脚本が追いついていない感じもする。
総じて良いんだけど、カメラワークに音楽に脚本に各々が好き放題やりすぎて、全体としての一体感に欠ける印象。
タイトルのアンタッチャブルはチーム名とのことなので4人の仲間感を出したかったんだと思うが、個人のエピソードの掘り下げも無く、友情はそこまで感じられなかった。
ただデニーロのバットシーンやショーンコネリーの迫真の説得シーンやアンディガルシアのラストシーンは流石としか言いようがない。俳優陣に助けられた映画だと思う。
乳母車のシーンや白スーツの殺し屋との銃撃戦は個人的にはイマイチ。あと1時間見られる雰囲気はあるから個人の掘り下げが欲しかった。