やま

ひみつの花園のやまのレビュー・感想・評価

ひみつの花園(1997年製作の映画)
3.8
矢口監督作品。
彼の映画は後にも先にも考えてしまうような深い内容ではないと自分は思うが、シンプルに楽しい作品が多いイメージ。

今作はというと、これまた楽しい作品。
お金が好きで好きでたまらない。それだけ聞くと「みんなそうだろ?」って思うが、今作の主人公のお金好きの度合いは並外れている。

職を捨て、あるかもわからない谷底にある大金の為に、様々な技術を得ようとする。
もう一度大学に通い地質学を学び、ロッククライミングを学び、水泳、ダイビングを習い、何をやっても彼女は本気であり、その本気は結果として様々な大会で優勝するといったことになる。何故それだけ本気を出せるか、それはお金の為。


そんな彼女にある質問がされる。「そんなにお金が欲しいって、いったい何が買いたいの?」

その疑問に答えられない彼女。
そしてラストの彼女の行動。
お金と生きることを考えさせられる。


床が抜け落ちるシーンを含め笑えるシーンが多々あり、魅力的な主人公のキャラクターにも惹かれる。
いい映画でした。



あらすじ
銀行で働く彼女は、お金が好きだから働いていたが、ただ他人のお金を数えていても仕方がないと飽き飽きしながら働く。

しかしある日銀行強盗に襲われ、さらに崖から銀行強盗と現金5億円と彼女は一緒に落ちる。

彼女だけが無事生還し一躍時の人となった彼女だったが、5億円がまだ見つかっていないと知り、手に入れるために奔走する。
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