ひみつの花園の作品情報・感想・評価・動画配信

「ひみつの花園」に投稿された感想・評価

とがわ

とがわの感想・評価

5.0
子供の頃からお金が大好きで銀行に就職した主人公が、大金を手に入れるためにアグレッシブにむちゃくちゃな方向に頑張る話。矢口史靖のコメディ映画で一番好き。主人公が変で可愛くないのが可愛い。
aa

aaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お金大好きな主人公咲子は勤めていた銀行にやってきた銀行強盗に人質として連れ去られる。車は樹海に逃げるが横転事故、咲子は無事だったが犯人達は死亡、5億円が入ったトランクは湖の底へ。そのお金を手に入れようと奔走する。登場人物皆キャラが立ってて面白い。特に西田尚美演じる主人公は言葉ではなく顔と感嘆詞で感情を表現することが多くとても良い雰囲気。目標がなんだろうとそれに向かって行動するのは素晴らしいしなかなかあそこまで極められるものじゃない。手に入れた瞬間価値が結果から過程に変わったんだろう。良質映画。
うぶ毛

うぶ毛の感想・評価

3.6
自分もお金大好きだから「奢るくらいならお金くれ」っていうセリフは死ぬほど共感した。
2020 157
和田浩

和田浩の感想・評価

4.0
面白かった!作りはチープなんだけど面白さが凝縮されてる。
西田尚美や木村多江、伊集院光に田中洋次など著名な人達の若かりし頃が観れるのも良い感じ。
元来"良い子でも悪い子でもなかった"咲子の「お金が好きで堪らない、なるだけお金が欲しい」という"不純"な動機が、彼女の常軌を逸した振る舞いに火をつける。

どこまでも利己的で貪欲な現代人をカリカチュアしたスラップスティックであると同時に、鬩ぎ合いや緊張関係の中で現代人が幼少期から既に失ってしまう素朴で純度の高い生きる衝動が、咲子を通してまっすぐ描かれている。

街中の子供のクソガキ度合い、不良な兄ちゃん達のイカれ具合やらを見れば、ヒステリックな現代社会が淀みきった緊張状態にあって、一見フワフワした咲子だけがかえって澄みきった目をしているのが一目瞭然だ。
少なくとも、咲子に振り回される彼女の周辺人物の疲労や迷いや諦めの仕草なり態度に比べれば、
自分の目標にむかって脇目も触れずにスキューバ、ロッククライミング、地質調査、と果敢に自然と対峙していく咲子の姿は頗る健康的で逞しい。
勿論、彼女はもの凄く俗人的な煩悩に翻弄されてはいるんだが、結果として、疲れ果て倒れ込む樹海で仰ぐ空の雄大さには空虚さのかけらもない。
でなければあのラストシーンの行動には出ない。

周辺人物が丁寧に描かれてるのも良かった。
それぞれが咲子との関わり合いの中で自分なりの答えを出してて、人間ドラマとして良いと思った。


人は何かを得たり産み出したりするために生きているんじゃなくて、本来あるべき姿に戻るべく生きているんだなと思った。
低予算どころか、0円でも面白くする方法はたくさんあるんだなと思わせてくれる

たとえば(ちょっと古い日本のコメディーによくある凡人が自分語りするタイプの)序盤では、ブレてる集合写真のアップ、そんなに面白くないのにひとり遅れて笑い出すお父さん、面接官が2秒で変人だとわかるであろうちょっと傾いた顔、「なんか変」くらいの笑いをポンポンポーン、からのちゃっちい人形がどんぶらこ〜〜ていうコスパとテンポのよさが妙にツボにはまる本当にお得な作品
ropi

ropiの感想・評価

4.0
ロンT・短パン・ショートの西田尚美がとにかく体を張る。お金に目がない主人公が樹海に眠る5億円のために奮闘する物語。いたってシンプルなストーリーだけど、このシュールでゆるい世界観にはずっと浸っていたくなります。

お金のためならどんなに無謀なことでも全力で取り組む主人公。ズルひとつせず地道に頑張るところが偉い。凄まじい行動力と精神力の強さは羨ましくなるほど。だんだんと愛着が湧いてきます。利重剛のすっとぼけたキャラも良かった。
「春咲小紅」は主人公にぴったりでかわいい!
2020/05/14

前に深夜に再放送してて思い出に残ってた映画
tatw3love

tatw3loveの感想・評価

4.1
川から流れ落ちるのとか
床落ちるのとか
いちいちシュールで面白い
エンドロールの曲も昭和ぽくて
かわいいなぁと思ったら
作詞作曲・糸井重里だった

このレビューはネタバレを含みます

この時期の矢口作品は本当にすばらしい、エンターテイメント映画としてとても良い形を持っている。そして今観るのにもよかった。
快活かつアンチ器用貧乏(?)な超絶主人公の、小気味よすぎる人生の冒険譚。「やればできる」は時に暴力的だけど、そうはならないところは明るさである。古い西部劇じゃないけれど、画面がずっと黄色かったよ。
主人公の魅力と、田舎町の家、銀行、古めかしい大学そんなロケーション、そしてテンポのちょうど良い速度(これは意外とむずかしい)と、構成がそうさせてるとぼくは踏んでる(ほとんど全部やんね)。
自己の(事故でもあるけど)体験によるゴールの信用性が誰に何を言われてもブレず、速さでなく確実性を重視する遠回りの、とてつもなく正しいいまこの現在の運動。早く着くことでなくそこに向かっていることが常に現在の意味なのだ。
こんなにうまくはいかなくっても、こんな風に生きてやりたいと思う、「お金がほしいからお金を稼いで……あれ、」まあ目的なんてあれば多少うやむやでよいさ。
ひみつの花園は、何か未だ成し遂げないものでも、夢の世界でもなくて、この世界で見つけたものを、こっそりひみつに置いておく場所。この作品もこっそりどっかに置いておこう。
エンディングは初めて聴いたよモダチョキの春咲小紅(字・足らず)。
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