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ひとごろしのMのレビュー・感想・評価

ひとごろし(1976年製作の映画)
3.0
春日太一氏がラジオで紹介していたのを聞いて鑑賞。

あの松田優作がなんと気弱な侍を演じるが、これがまあ情けない。
なんとなく古畑任三郎の西村雅彦のコミカル演技を思い出した。
「ひとごろしー!」の一声で周囲の人々が慌てて逃げ出すのを何回も観ていると、ほんとにコントを観ているみたい。

凄腕の剣客丹波哲郎は今回も悪役なんだけど、ある意味至極まっとうでかっこいい。観ている方も思わすコッチに肩入れしかけるほど…
切腹シーンはほんとに覚悟を決めた侍の所作を見ているよう。

時間も短いし、サクっと楽しめました。
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