まもなく沖縄でもウィリアム・フリードキン版が公開されるので、予習として鑑賞。
前半と後半の構成が見事で、前半も後半も過酷そうであったが、これを達成すれば幸せがあるかもしれないと思うとハラハラせずにはいられない。
爆破性の高いニトログリセリンを運ぶわけだ。ちょっとの油断が命取りになる。モノクロの荒々しい映像もまた、どこかきつそうで、特にジョーという男の気持ちに観客は1番同情しやすいだろう。
後のセルジオ・レオーネにも繋がりそうな友情も熱い。
全編がレオーネの『夕陽のギャングたち』に観ていて、『夕陽のギャングたち』同様冗長な印象を受けるが、レオーネ映画にもあるように芸術と娯楽が合わさったようにも感じる。アートとエンタテイメントが見事に融合した見事な映画だ。
これを観たら、フリードキン版を期待せずにはいられない!