人間失格ではなく人間合格。
めちゃくちゃ若い時の西島秀俊や役所広司、大杉連、哀川翔などそうそうたる俳優が多数出演。
10年間昏睡状態だった男（西島秀俊）がある日突然目覚め家に帰る。しかし、そこには両親も妹もおらず父親の旧友（役所広司）に引き取ってもらう話。
やがて家族と再会するも10年という月日にみんな変わっていたりそれぞれの道を歩んでいたが、そこに主人公がどう向き合うか、どう溝を埋めていくかみたいなテーマ。
言いたいことはすぐに口走るし突拍子のない行動をする。人付き合いはあまり得意そうではない主人公が真っすぐに自分の道を突き進む。不器用だけどむしろ道を踏み外してるのは周りの方かもしれない。
派手さはなく淡々と物語は進んでいくがなかなか味のある作品でした。西島秀俊が言われなければ分からないくらい見た目も現在と違って若々しかった。
