ヤスヤス

1941のヤスヤスのレビュー・感想・評価

1941(1979年製作の映画)
3.4
スピルバーグ監督が贅沢なキャストで製作費に糸目をつけず、真剣にドタバタ喜劇に取り組んだ印象。豪華だが、漏れ出るB級感が良い。
セルフパロディの質の高さは、さすがだし、ロケ地やセリフ、音楽にもオマージュやこだわりが感じられ、興味深い。
「ブルース・ブラザース」以前のジョン・ベルーシとダン・エイクロイドや三船敏郎の出演などにもテンションが上がるが、肝心の笑いは薄め。スピルバーグ監督、コメディは苦手なのか?
昔、観た時は、第二次世界大戦中、一億玉砕で戦っていた日本とディズニーが「ダンボ」を製作するなど、余裕を持って戦争していたアメリカを比べ、悲しくなった記憶がある。
今回も遊園地を攻撃する三船敏郎のおバカなシーンを見ると、日本人としては、二重に辛くなる。三船敏郎には、本作のオファーを受けたくらいなら、「スターウォーズ」にも出演してもらいたかった。
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