2022/08/27
監督 トニー・スコット
ロバート・デ・ニーロ
ウェズリー・スナイプス
"狂ったナイフが、スタジアムにいる"
熱狂的な野球ファンである男が、1人の選手を応援するうちに狂気のストーカーと化し、選手を追い詰めていく様を描くサスペンススリラー。
R・デ・ニーロでもう一本。
これはかなり面白かった記憶、ストーカーという言葉が出始めた90年代後半、1人のスター選手に執着し、やがてその家族をも巻き込んでいく男、演じるデ・ニーロの、次第に身勝手な狂気に囚われていく姿が見事でした。
家庭や仕事の問題など、男が狂っていく様もしっかりと描かれ、クライマックスの試合でのシーンはドキドキさせつつ、予想外の展開を見せる娯楽性の高さは流石のT・スコット監督といったところでした。
ライバル選手を演じたベネチオ・デル・トロの憎たらしさ、他にもE・バーキンなど豪華キャストも見応えあるスリラーの秀作です。
鑑賞日1996年 劇場にて