紅茶

カルメン故郷に帰るの紅茶のレビュー・感想・評価

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)
3.7
テーマが明確化された木下恵介作品。この作品は、戦後における都市と地方の対比なのかと思いきや芸術とは何たるかをストリッパーのカルメンを通じて周りを巻き込んで示していく。そのテーマに対して何か絶対的な解は明かされないけども、カルメンの父は箴言めいた言葉を吐く。芸術というテーマに音楽や映画などではなく、ストリッパーを題材として持ってくるあたりに先鋭性を感じる。都会から帰省したストリッパー二人の衣服の鮮やかな色合いはカラー映画ならではの魅力。
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