ボストンに住むフィリップとマデリンは将来を約束しあった恋人同士。
だがある日突然、マデリンが何も告げずにニューイングランドの実家に戻ってしまう。
フィリップは、マデリンの実家であるアッシャー家の邸宅に訪れるが、そこは廃墟一歩手前のように荒れていた。
マデリンの兄ロデリックは、彼女も自身もアッシャー家の病気が発症した、とだけ告げ、フィリップを追い返そうとするのだが…
エドガー・アラン・ポーの原作を、B級映画の帝王ロジャー・コーマンが監督して映画化。
ロデリック役は怪奇映画スターとして名高いヴィンセント・プライス。
コーマンはこの後も、ポーの原作をヴィンセント・プライス出演で何度か映画化している。
しかしヴィンセント・プライスのギャラだと低予算映画には出られないんじゃ?と思うけれど、この作品のセリフありキャラは4人だけなので、低予算に収める事が出来たのだ。
レアな映画らしいので、Amazonプライムで見られるうちに見とかな!と鑑賞。
しかし、画質が悪過ぎる!
古いフィルムなので仕方ないとは言え。
内容は、これと言って特筆すべき事も無かった。
映画としては、やはり賞味期限切れか。
それでも良い所を挙げていくと…、
この時代の低予算映画にしては脚本がしっかりしてるのは良い所。
あとは美術や衣装が、ポーの時代である19世紀を再現していて、低予算を感じさせないのも流石の手腕。
フィリップの上着、現代では見た事のないラペルの形が素敵!