朝鮮戦争に参加しているアメリカ海兵隊の撮影部隊が題材の恋愛もの。
ローマで別れた恋人（赤十字職員なので軍に帯同しているという力技設定）を忘れられないでいる主人公。ひさしぶりに再会を果たすも、部隊内におけるライバルに彼女を取られていたのだった。
作中、「ローマの休日は終わった」という台詞があるんだけど、「ローマの休日」は1953年公開なので、ちょっと行き違いがありそう。
主人公も恋敵も仕事がやたらできて、危険を押して撮影したものが、戦況分析に役立って、主人公がローマで別れた恋人を諦めてエンド。
トラックのボンネットに三脚を固定しての撮影や、無意味そうな海岸の波の撮影（上陸ポイントを把握するのにかかせない）など、撮影舞台の内幕ものになっているけど、それが話には絡んでこない。
爽やかな恋愛ものにはなってるけど、これといった特徴がない戦争映画という印象でした。