エリー

ルルドの泉でのエリーのレビュー・感想・評価

ルルドの泉で(2009年製作の映画)
5.0
多発性硬化症の子が巡礼地を巡る話。症状がよくなると信者は「神だ、奇跡だ」と、医者は「強化と寛解の波があるから一時的だ」と。

奇跡が陰り始めた途端、信者は「また歩けなくなったら神は酷いわね」「そのときは奇跡ではなかったのよ、だから神は無関係よ。」と。

最後のシーンで看護師が気持ちよく歌って踊る姿を見せつけられる主人公。あの横顔は視聴者に何を感じて欲しかったんだろう。「ここまで人生は不公平か」というものか「彼女の人生への不安感」か、別のものか。
エリー

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