ダミアン君に恋してる

審判のダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

審判(1963年製作の映画)
4.5
怒涛にハジマリ、怒涛にオワル───

だぁぁああああ~!!!!?
ま、ま、ま待って待って!!!!!
こんな不思議ちゃん映画だって聞いてないよ~

とにかく、意味不明すぎてヤバい。
頭がずっと「?????」
なのに容赦なく物語は場面を変え、次の不条理の扉へと強制的に進められていく。

あれだね、まるで宮沢賢治の「注文の多い料理店」のよう…。扉を開けたらまた次の扉が…。

出口の無い迷路をグルグル回って目がマワりそうだった。主人公も目が回ってフラフラしてたっけ…

物語を要約すると…
銀行員ヨーゼフ・Kが、悪いこともしてないのに○○され、どういう○なのか○○されないまま○○される話。

\\\まさにNightmare!!!///

はぁぁあ~♡
アンソニー様めっちゃ頑張ってるっ!!!

『サイコ』のことなんか頭から吹っ飛んだっつーの。『サイコ』よりぶっ飛んでて凄かった。ノーマン・ベイツがチョロく(?)思える映画に出逢えるとは。

色んなカメラアングルで、色んなセリフ言う、色んな表情のアンソニー様を愛でれる映画♡ファビュラスすぎか!?

マジでハンサム!!
いやんもぅ♡
アンソニー様 愛してるっ♡♡♡

アンソニー様、ずっと喋ってたなぁ。
カメラ長回しシーンのセリフ量!まるで舞台!「あれ?このシーンどこから続いてるっけ?」って思っても思い出せないマジック。もうずっと初めからカット割りしてないんじゃないかって思っちゃったくらい。それだけ自然な場面繋がり、不自然なシチュエーションなのにも関わらず。

なんかもうドールハウスで人形を動かして遊んでいるかのような錯覚。空の上から何者かが主人公とその周りの世界を操って弄んでいるかのような神気取りな謎視点。

セリフ一つひとつに意味があるのに、こういう映画だから特に意味があるはずなのに、登場人物たちが何のこと話してるのかサッパリ分からないおかしさと不安感が最後の最後まで続く。

ヘンテコ奇妙な幻実世界。

いやぁ…
参りました(笑)

こんな悩める子羊な可愛いアンソニー様が見れると思ってなかったから、もちろん大満足♡♡♡

*☆Keyword*☆
『虚夢の国のミスターK』